2009年5月14日木曜日

ゲスト、ショートドキュメンタリ出演者紹介

イベントの内容を中森さんがアップしてくれたので、ここでは出演者や上映した映像に出てくださった方たちを紹介したいと思います。

まずゲストの河西さん。河西さんはSOHO(small office home office)という働き方を日本に広めた方です。SOHOの普及に貢献し、大蔵省令『PC特別減税』、総務省『SOHOデ ィレクトリ開発』等を進めたSOHO界の草分け的存在です。その他にもプランニングや出版業など多岐にわたり活躍をされています。河西さんの経営する出版社、クラブハウスからはとても興味深い本が多数出版されていますので是非チェックしてみてください。


フリーランサーのドキュメンタリー映像には現役で活躍する3名のフリーランサーに登場していただきました。

フォトジャーナリストの豊田直巳さんは元々は塾講師をされていましたが、1983年よりパレスチナ問題の取材を始め、その後フリーランスのフォトジャーナリストとなりました。中東だけでなく、アジアや旧ユーゴスラビア、アフリカなどの紛争地などで、 そこに暮らす人々の日常を取材し、新聞や雑誌、自身の著書だけでなく、テレビなどでも作品を発表しています。
豊田直巳さんのウェブサイト「境界線の記憶〜Memory of Borderline」で最近の活動や著書についての情報を見ることが出来ます。

ライターでもあり、ミュージシャンでもある志田歩さんは、ぴあの社員を経たフリーランサーです。音楽だけでなく、映画や建築誌など様々なジャンルで活躍をされています。また、自身のバンド活動も積極的に行っています。取材をするときの相手への愛情と文章への責任感の高さに感銘を受けました。志田さんの著書や、バンド活動の情報は「COUNTER VILLAGE GARDEN~志田歩's HOMEPAGE」で見ることが出来ます。

田中東子さんは大学の非常勤講師をされています。私自身、大学の非常勤講師がフリーランサーであるということは驚きでしたが、自由契約であり、法律上は自営業にあたるれっきとしたフリーランスということを知りました。田中さんは講義をする合間に翻訳などの仕事をされています。最近は自身の念願でもあった小説の執筆にも着手されているそうです。
田中さんが翻訳された日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉はとても興味深い本なので是非チェックしてみてください。


今回のイベントではフリーランサーという働き方が生まれた歴史や、現在日本において置かれている厳しい現状、それを打開する様々な知恵を知ることが出来ました。またショートドキュメンタリーで、フリーランサーという働き方の持つ様々な可能性や日本の社会において直面している問題をリアルに知ることが出来ました。

お忙しい中、3時間にわたる濃厚なトークをして下さったゲストの河西さん、快く取材に応じてくれた豊田さん、志田さん、田中さんにこの場をかりて改めてお礼を言わせていただきます。



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